工場見学(商業科2年)
2025年1月31日 10時30分1月30日(木)、予餞会の午後、商業科2年の生徒4名が阿波晩茶の製造工場に見学
に行きました。公共の授業で行っている課題研究のためです。授業では、身の回り
の社会と自分たちとの関わりについて、環境問題や地方自治、地域経済、他の地域
との比較などを学習してきました。その総まとめとして、地域活性化に関する課題
研究をしています。
訪れたのは、阿南市加茂町にある「いかわ発酵」。阿波晩茶の伝統的な製法を重視
しながら、大量生産できるように機械化に取り組んでいる企業です。
徳島の特産品として、スダチや鳴門金時、木頭ゆずなどは有名ですが、阿波晩茶に
ついてはあまり知られていません。まずは、生徒たちが知ることから始めました。
事前学習としてインターネットから阿波晩茶の製法を見たり、希少性や健康との
関係などについて調べたりしました。それをもとに、生産者への質問を考え、実際
に工場を見学させてもらったのです。
代表取締役の八木史織さんに工場の中を案内してもらい、実際の作業の様子を見せ
ていただきました。製造から流通までの過程や製造する上での大変さ、阿波晩茶の
魅力をたくさん伺うことができました。
八木さんが、
「県外に出た子どもたちが、“徳島の特産品は?”と聞かれて、“阿波晩茶!”と答え
てくれるようにしたい。
うちの公式キャラクター・茶ライオンの“ばんばん”がすだちくんと並ぶのが夢」
と、阿波晩茶への思いを話してくださいました。また、「私の思いが後世に伝わり
続け、故郷への誇りを持てる若者が増えていけばいいな」とも仰っていました。
その八木さんの思いを実現させるお手伝いとして、私たちの研究が少しでも役に立
てるように研究を深めていきたいです。
公共の授業は2年生だけですが、商業科3年には課題研究の授業があります。
家庭科の授業ともコラボして、教科横断的に研究を進めていきたいと思います。