部活動記録

化学研究部 活動記録

化学研究部が令和5年「第67回日本学生科学賞徳島県審査 教育長賞」受賞

 本校化学研究部は、12月26日に読売新聞社及び全日本科学教育振興委員会・科学技術振興機構主催の「第67回日本学生科学賞徳島県審査」で「教育長賞(優秀賞)」を受賞しました。テーマは「納豆液電池と炭素電極の性能向上」です。これは、納豆を乾燥粉末化して水に溶かした納豆液を使用して、納豆菌を利用した微生物燃料電池を作成し、その性能に関する実験をまとめたものと、メラミンスポンジを酸素不足の条件で炭化して作成した窒素を含む炭素粉末を使って、糖燃料電池の正極側に付着させたときの酸素還元触媒作用を調べた実験をまとめたものの二つからなる内容を合わせたものです。

 また、12月9日には電気化学会関西支部主催「高校生チャレンジ」において「メラミンスポンジ等から作成した窒素を含む炭素電極の酸素還元触媒作用」のポスターが関西支部長賞を受賞しました。副賞として、昨年に続いて神戸大学マスコットぬいぐるみ「神大ウリボー」をいただきました。11月3日には徳島県教育委員会・徳島県教育会主催「第80 回科学経験発表会」で「メラミンスポンジ等から・・」のテーマの口頭発表が特選を受賞しました。また、10月28日には、東京の芝浦工大で開催された「高校化学グランドコンテスト」で、「納豆液電池」と「メラミンスポンジ」の二つのテーマでポスター発表を行いました。8月には全国総合文化祭「かごしま総文」自然科学部門で「食品廃液も燃料とする納豆液電池の試作」というテーマで口頭発表を行いました。

令和4年「第66回日本学生科学賞徳島県審査 知事賞」受賞(化学研究部)

 本校化学研究部は,12月1日に読売新聞社及び全日本科学教育振興委員会・科学技術振興機構主催の「第66回日本学生科学賞徳島県審査」で「知事賞(最優秀賞)」を受賞しました。テーマは「窒素を含む重合膜の酸素還元触媒作用」でした。また,12月10日には電気化学会関西支部主催「高校生チャレンジ」において同じテーマのポスターが関西支部長賞を受賞しました。副賞として神戸大学マスコットぬいぐるみ「神大ウリボー」をいただきました。8月には全国総合文化祭「東京総文」自然科学部門で口頭発表も行いました。また,11月3日には徳島県教育委員会・徳島県教育会主催「第79回科学経験発表会」で「納豆菌電池は可能か」というテーマで特選を受賞しました。

高校生チャレンジ(オンライン)での発表の様子科学経験発表会への参加副賞の「神大ウリボー」「東京総文(自然科学部門)」への参加

令和3年度 SSH生徒研究発表会(化学研究部)

3月19日()午後,「令和3年度徳島県スーパーサイエンスハイスクール生徒
研究合同発表会」がオンラインで行われました。城南高校などSSHR(スーパー
サイエンスハイスクール)校を含む県下の7高校等から科学(物理・化学・生物・
地学・情報・数学)に関する68件のポスター発表がありました。

本校からは化学研究部の3件,
・マグネシウム二次電池をめざして
・納豆菌を利用した微生物燃料電池の試作
・燃料電池における酸素側電極触媒の作製
の発表を行いました。質疑応答を含めて,14分の発表を2回行いました。

新型コロナ感染防止のため,バーチャル会場(oViceo)でのオンライン発表
という慣れない形の発表でしたが,多数の視聴者に発表する機会を持つことができ
ました。

審査の結果,本校の「燃料電池における酸素側電極触媒の作製」の発表が奨励賞を
いただくことができました。

令和3年度 第78回科学経験発表会

10月31日(日)9:00~12:00
令和3年度第78回科学経験発表会が,徳島県教育会館で開催されました。城南,
城北,富岡西,そして本校から,合わせて8件の発表がありました。

 

本校からは,『マグネシウム二次電池を目指して』というテーマで,1・2年生の
共同研究の結果を佐藤君(1年)・蟹江君(1年)が発表しました。

審査の結果,特選をいただくことができました。

第45回全国高等学校総合文化祭(自然科学部門)活動報告

7月31日(土)~8月2日(月)にかけて,第45回全国高等学校総合文化祭
(自然科学部門)に参加しました。

  

 

 

2年生の西野君と秦野君が
『微生物電池の試作と空気を含む炭素電極の酸素還元触媒作用』
というテーマで,口頭発表を行いました。

「夢化学21 ~徳島大学大学院一日博士~」に参加しました。

7月20日(土)徳島大学理工学部で行われた「夢化学21」に化学研究部員6名(2年2名,1年4名)が参加しました。1年生は「表情を変える草花 植物の色素の化学」というテーマで,2年生は「鈴木ー宮浦カップリング(ノーベル化学賞の反応)を用いて光り機能性材料を作ってみよう」というテーマで,朝9:00から夕方16:00まで昼食をはさんで実験を行いました。さまざまな薬品や機器類のならぶ大学の実験室で他校生とともに行った実験は大変興味深く,今後の高校での実験にも活かせるものでした。

日本学生科学賞県審査で最優秀賞(知事賞)受賞

 読売新聞社主催「第60回日本学生科学賞」の県審査が,11月1日に県立総合教育センター
で開かれ,高校からは35点の応募があった中,本校化学研究部2年の高橋隼人君が最優秀賞
(知事賞)の3点のうちの1つに選ばれました。

 テーマは「色素と銅を用いた電極による還元糖型燃料電池」。メチレンブルーやインジゴ
カルミンなどの色素を吸着させたカーボンフェルト,ヨウ化銅(Ⅰ)の電解メッキによりニッ
ケル網上に析出させた銅などを電極としてグルコースなどの還元糖を燃料とした燃料電池に
ついて調べた結果をまとめたものです。流れる電流はまだまだ小さいですが,触媒として貴金属
を使用しない高性能の燃料電池をめざして研究を続けています。また,本校中学校から応募した
2点も最優秀賞(県知事賞)2点のうちの2点に選ばれました。 10月30日には県教委主催
「第73回科学経験発表会」が開催され,高橋隼人君が同じテーマで口頭発表を行い,特選を
受賞しました。

 なお,今年の7月30日,31日には高橋君は岩野ひかるさんとともに「第40回全国高等
学校総合文化祭(広島総文 自然科学部門)」に参加し,「銅板を陽極にした食塩水の電気分解
による酸化銅(Ⅰ)の生成機構とグルコース燃料電池への利用」というテーマでポスター発表を
しました。このときは全国の壁は高く,受賞はなりませんでした。今後,全国大会での受賞を
めざしてさらにレベルアップを図りたいと考えています。

平成27年度活動状況

◆活動場所
化学室
◆活動日
火曜・水曜日
◆活動時間
平日:2時間程度
◆活動内容
科学コンテストに向けて課題研究を実施したり,文化祭に向けての実験をしています。
今年度の課題研究のテーマは
「銅電極を用いた食塩水の電気分解により生じる酸化銅(Ⅰ)の生成機構の研究」
です。0.5mol/L 以上の食塩水を銅電極を使って0.5A以上で電気分解すると、陽極の銅板から酸化銅(Ⅰ)が生成します。不思議な現象なのでなぜこの反応が起こるのかについてさまざまな実験を行って調べています。
文化祭では「交通信号反応」「ブルーボトル」「時計反応」「長時間の炎色反応」「人工イクラ」「メタノールロケット」について演示を行う予定です。
◆部活動のPR
化学部は,面白い実験をしたり,発表のための研究実験を行っています。難しそうに思うかもしれませんが,簡単なものを中心に行っているし,すぐに慣れるので大丈夫です。わからないことは教えてくれます。化学実験に興味がある人はぜひ見学に来てください。