部活動記録
2016年11月の記事一覧
日本学生科学賞県審査で最優秀賞(知事賞)受賞
読売新聞社主催「第60回日本学生科学賞」の県審査が,11月1日に県立総合教育センター
で開かれ,高校からは35点の応募があった中,本校化学研究部2年の高橋隼人君が最優秀賞
(知事賞)の3点のうちの1つに選ばれました。
テーマは「色素と銅を用いた電極による還元糖型燃料電池」。メチレンブルーやインジゴ
カルミンなどの色素を吸着させたカーボンフェルト,ヨウ化銅(Ⅰ)の電解メッキによりニッ
ケル網上に析出させた銅などを電極としてグルコースなどの還元糖を燃料とした燃料電池に
ついて調べた結果をまとめたものです。流れる電流はまだまだ小さいですが,触媒として貴金属
を使用しない高性能の燃料電池をめざして研究を続けています。また,本校中学校から応募した
2点も最優秀賞(県知事賞)2点のうちの2点に選ばれました。 10月30日には県教委主催
「第73回科学経験発表会」が開催され,高橋隼人君が同じテーマで口頭発表を行い,特選を
受賞しました。
なお,今年の7月30日,31日には高橋君は岩野ひかるさんとともに「第40回全国高等
学校総合文化祭(広島総文 自然科学部門)」に参加し,「銅板を陽極にした食塩水の電気分解
による酸化銅(Ⅰ)の生成機構とグルコース燃料電池への利用」というテーマでポスター発表を
しました。このときは全国の壁は高く,受賞はなりませんでした。今後,全国大会での受賞を
めざしてさらにレベルアップを図りたいと考えています。