徳島GIGAスクール構想の取組事例

オンライン授業の取組事例

3月2日より,本校でZoomを利用したオンライン授業を行いました。
以下は,各教室・教科での取組事例です。

 

1.Zoomミーティングの開設とサインインの練習

 

オンライン授業の取組は教員・生徒ともに不慣れであるため,最初の課題は『教員
と生徒の不安を少しでも軽減してから授業を行う』ことでした。
そのため,いきなり授業を行うのではなく,
・各教室用のミーティングをセッティング
・生徒へミーティングIDの通知(メール配信)
・教員がサインインしてミーティングを開始
・生徒のミーティング参加を確認
・サインインに困っている生徒へは電話などで対応
と,いくつかの手順を踏んで接続の練習する時間を設けました。
また,2年生は文系と理系に分かれているため,2台の端末でそれぞれのミーティ
ングを開設し,文理混合授業については教員が2台の端末を同時に使用して授業を
行いました。

 

2.タブレット端末搭載のカメラを使用

 

 

 

最も少ない準備で対応できるスタイルとして,学習系端末(タブレット端末)搭載
のカメラを利用しての授業を行いました。カメラで映せる範囲が限られているため,
黒板を使用する際には撮影範囲を確認してから授業を行うなど多少の下準備は必要
でしたが,商業や理科の実験など手元での実演を行う際には効果を発揮しました。
また,端末の構造上,教卓に端末を置くと黒板を斜めに映すことになるため,厚め
の書籍を置いて高低差を調整したり,掲示物やホワイトボードを用いて生徒にでき
るだけ見やすい色合いでの配信を行うなど,各教員での工夫も見られました。 

 

3.ビデオカメラの利用

 

ビデオカメラを設置しての授業を行いました。準備としてカメラ本体の他に三脚や
HDMIケーブル,延長ケーブル,変換アダプタなどが必要となりますが,配信側は
通常とほとんど変わらない環境で授業を行うことができました。

 

4.画面共有を利用したデジタルコンテンツの配信

 

 

PowerPointやデジタル教科書で作成した学習コンテンツを,画面共有機能を用いて
生徒端末へ配信しました。カメラを用いるよりも鮮明な映像の配信ができました。

 

今回のライブ配信において,実際に取り組んで初めてわかった課題や,これからの
授業・学校生活で取り組んでみたいことが多く見つかりました。また,生徒たちの
協力なくして授業の実施は困難でした。本当にありがとうございました。

今後も教員1人ひとりのスキルアップを目指していきます!