学校評価

学校評価

授業評価アンケート結果(平成22年度)

 本校では平成18年度から商業科と普通科の全生徒を対象に授業評価アンケートを行っています。教師一人ひとりが生徒の立場になって授業を見直すことで,よりわかりやすい授業へ向けた改善を行っています。昨年度までは「かなり良い」と答える生徒の割合がすべての項目で4年連続上昇していましたが,今年度は若干下降する項目も見られました。この結果を真摯に受け入れ,よりよい授業実践に向けてまい進していきます。

授業評価アンケート結果(平成21年度)

 本校では平成18年度から商業科と普通科の全生徒を対象に授業評価アンケートを行っています。教師一人ひとりが生徒の立場になって授業を見直すことで,よりわかりやすい授業へ向けた改善を行っています。その結果,アンケートの全項目において,「かなり良い」と答える生徒の割合が4年連続で上昇しました。今後も,この結果に甘んじることなく,よりよい授業実践に向けてまい進していきます。

学校評価の取組(平成21年度)

 本校では,平成16年から学校評価に積極的に取り組んできました。生徒,保護者へのアンケート,数値目標を掲げてその達成度を評価する等,実施し,次年度の学校運営に生かしています。
 次に掲げた表は,昨年度に実施した学校評価の総括表です。一部不満足な点はありますが,おおむね良好な評価結果が得られています。
 平成21年度末には,学校関係者評価として学校評議員の皆様に自己評価結果を検討していただきました。

平成21年度 総括評価表 徳島県立富岡東高等学校(本校 全日制)

重点課題 重点目標 評価指標・活動計画 評 価 評価サイクルの検証 次年度に残された課題
授業に対する生徒の学習意欲や充実感・達成感の向上 《全校レベル》
Ⅰ 授業の改善・工夫による生徒の学習意欲や充実感・達成感の向上
≪下位組織レベル≫
① 授業公開や教員研修会,授業評価を通じた教員の指導力の向上
「学力向上検討委員会」


② 生徒一人ひとり に応じた学習指導の実践
「各教科会」


③ 効果的・能率的な家庭学習習慣の定着
「教科担任・HR担任」
【評価指標】
Ⅰ 生徒の授業への満足度→75%以上

 ③ 一週間の総家庭学習時間→一人平均20時間以上
【評価指標による達成度】
Ⅰ 生徒の授業への満足度→79%

③ 一週間の総家庭学習時間→一人平均20.1時間
 
【総合評価】
(評定)

A

(所見)
生徒の授業への満足度は数値目標を超えて79%となった。昨年度が72%であったことを考慮すると,授業改善は進んでおり,生徒の要望を満たす授業に近づいていることを示している。

1週間の総家庭学習時間は,4回の調査期間の平均が20.1時間で,かろうじて数値目標をクリアした。昨年度より0.3時間減少している。これは調査を実施した時期の差も影響しているのかもしれない。
Ⅰ 生徒の授業への満足度▼ 授業評価における生徒による教師評価では,説明の仕方や声の大きさ,板書の仕方,授業の工夫,熱意や励まし等,いずれも昨年を上回っており,授業内容の改善や指導技術の向上が教員の間に定着しつつあるように見受けられる。また,生徒の自己評価においても,やる気や集中力において向上が見られる。

① 授業評価,学校評価ともに最近の3年間では最も高い評価を得ている。特に保護者の「富東に入学させて良かった」93.5%の数字は教員の授業改善への取り組みに自信を与えると同時にその期待と信頼の重さに身の引き締まる思いがする。

② 教員相互の授業相互参観は昨年度に教科の枠をはずし,今年度は回数枠をはずし自由とした。いつでも誰にでも見てもらえる充実した授業のできる教師力の向上をめざしたい。

③ 今年度からRRC,課題テスト,校外模試いずれも終了後関係者で事後評価を行うこととした。結果を授業内容や方法の改善につなげたい。
 ① 学校評価における重点目標の広報が不十分な点について,改善することを次年度の課題としたい。

② 生徒の学校評価アンケートによると,「教員が生徒に家庭学習を習慣づけるため課題を出す努力」をする点において昨年度より数値が低下している。教科・学年の教員間の連携を図りながら適切な内容・量の課題を与えることにより家庭学習が習慣化をさらに定着化させたい。

③ 本年度,校内で行った研究授業は初任者による4回だけであった。教員の指導力の向上を図るためには教科や学年が主体的に行う研究授業の在り方について検討を加える必要がある。
【活動計画】
Ⅰ 学力向上検討委員会を設置し,生徒の学 力向上を図る授業の展開を促す。
【活動計画による実施状況】
Ⅰ 年度初めに学力向上検討委員会を開き,授業を工夫し,きめ細やかな指導で基礎・基本を理解させ,確かな学力を身に付けさせることを重点目標に掲げた。また,その数値目標として,生徒の授業の満足度を75%以上,1週間の家庭学習時間を生徒一人平均20時間以上を設定した。
① 研究授業・公開授業・外部講師招聘による 教員研修,授業評価アンケート等を実施する。 ① 授業評価アンケートは7月14日に,公開授業は10月26日に実施した。また,県教委のオンリーワン事業等の一環として12名の教員を県外研修に派遣し,その成果の共有することで教員の指導力向上を図った。
② 教科(科目)ごとに設定した研究テーマに  基づく授業を実践し,さらに相互評価を通  して,よりよい授業の展開方法を研究する。
 
②6月と10月にそれぞれ5日間,教員による相互授業参観週間を設定し,授業の相互評価を行った。その内容を全教職員が共有し,授業の改善・工夫に活かすことで指導力向上を図った。
③ 教科担任は課題を出し,HR担任は学習 記録表を提出させる等,家庭学習習慣が定着するように努める ③ RRCや課題テストを定期的に実施することで着実に学力向上を図った。また,担任は家庭学習記録表を点検するなど家庭学習週間の定着に努めた。昨年度から始めた朝読タイムを期間延長(1→2週間)して実施したり,新しい取り組みとして生徒の読解力を高めるために各教科が推薦図書を示し夏休み中の読了を課すなど図書館活用の促進を図った。
基本的な生活習慣に対する生徒の意識の向上を図る

 
《全校レベル》
Ⅰ)基本的な生活 習慣に対する生 徒の意識の向上


≪下位組織レベル≫
① 生徒にチャイム (時間)を守らせる習慣づけ
[HR担任,教科担  任,生徒指導課]

② 全教職員による  服装・頭髪・マナー等の指導の徹底
[生徒指導課]

③ 生徒会執行部や 生活委員会など によるあいさつ
 運動の積極的な  展開
 [特別活動課]

 
【評価指標】
 
Ⅰ)生徒の生活習慣への満足度 →90%以上

① チャイムが守れる生徒 →90%以上


② 服装・頭髪の決まりが守れる生徒→ 90%以上


③ 「おはようございます」「ありがとうござ います」「失礼します」「すみません」などの基本的なあいさつがきちんとできる生徒  →90%以上


 
【評価指標による達成度】
 
Ⅰ)生徒の生活習慣への満足度→91.5%

① チャイムが守れる生徒 →89.4%
  遅刻者数延べ677回(4月~2月)
  平均0.9回
② 服装・頭髪の決まりが守れる生徒 → 92.1%



③ 「おはようございます」「ありがとうござ います」「失礼します」「すみません」などの基本的なあいさつがきちんとできる生徒 →90.1

 
 総合評価

A

  (所見)
  生徒の生活習慣への満足度は90.8%で,昨年に引き続き評価指標をクリアできた。

①チャイムが守れる生徒の評価指標を90%に設定したが,全校的な取り組みの成果が表れて達成できた。

②服装・頭髪の決まりが守れていると自己評価する生徒は昨年に引き続き92.1%で,「制服を美しく着よう」という呼びかけは本校に定着しつつある。

③基本的なあいさつがきちんとできる生徒については,生徒の自己評価87.5%,保護者評価92.1%の評価結果を得ており,“あいさつの富東”の伝統は概ね継承されている。

Ⅰ)今年度,生徒の生活習慣への満足度について,昨年度より5%アップして達成すべき評価指標を90%以上に設定した。
その達成状況を計る視点として①~③の重点項目に絞って数値目標を設定した。

①チャイムが守れる生徒
 達成率93.0%で,授業に遅れて入室する生徒はほとんどいない。5回/月以上遅刻した生徒を特別に指導することにしているが,該当者はいない。

②服装・頭髪の決まりが守れる生徒
 違反生徒はほとんどいない。91.9%の保護者も守れていると評価している。
 生徒自らが主体的に服装・頭髪について決まりを守ろうとする気風が強い。生徒指導課や学年団等による主体性を育てる辛抱強い指導の成果である。
③基本的なあいさつがきちんとできる生徒
 新校舎見学会(6月)
の際,来校者に本校のイメージについて尋ねたところ,90%以上の方が,生徒のあいさつの励行と身だしなみの良さをあげた。
①チャイムの励行
 教員間において“授業開始のチャイムを教室で聞く”ことが定着化しており,このことが生徒のチャイム励行の気風を高める上で効果を発揮している。今後は生徒がチャイムとともに授業にとりくめる態勢づくりが課題である。

②服装・頭髪について
生徒昇降口指導(3日間/学期)で違反により指導される生徒は1日あたり全校生の約5%である。違反の常態化した生徒は少ないが,その後における教師間の連携指導の手薄さが今後の課題である。

③基本的なあいさつの励行について
生徒や教師の「こんにちは」と発する大きな声が響く校舎であるが,さらに時と場所に対応したあいさつや意思疎通を図ることのできる生徒の育成指導が今後の課題である。

 
【活動計画】 
Ⅰ)  生徒指導課が中心となって全教職員間で 共通理解を図り,望ましい生活習慣の育成に努める。

 

① HR担任と教科担任は,始業のチャイムを教室で聞く。多遅刻者については保護者 への連絡を密にする。

 
② ホームルーム活動,全校・学年別集会を通して服装・頭髪・マナーについての自覚を高める。



③ 生徒会執行部や生活委員が中心となり,生徒昇降口でのあいさつ運動を積極的に実施する。
活動計画による実施状況 
Ⅰ)年度当初に生徒指導方針を説明し共通理解を図った。全校集会,学年集会,朝のSHR等を通じて適宜指導し喚起を促した。その他に生徒昇降口指導(3回/年)や服装デー,生徒会による挨拶運動等を通して望ましい生活習慣の育成を図った。

① 生徒の授業評価(対教師・自己評価)アンケートによると,平均92.5%でほぼ達成できていた。多遅刻者(2名)については保護者も交えて指導を加え注意を促した。  


② 「制服を美しく着よう」のスローガンのもと,全校生徒・教職員が共通理解を図って取り組んでいる。
生徒昇降口指導における違反生徒については,職員に周知して継続的指導を加えている。

③ 生徒会役員による“あいさつ運動”(1週間/学期)を実施している。